沖縄旅行 比較
夏の計画
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7月6日(月)曇り時々雨
仲良くしてもらっているブログ仲間のお二人、時を同じくして、
おひと方は沖縄旅行、もうひと方は北海道旅行。
うらやましい・・・
首里城の写真を見ては「ほほ~っっ!」
富良野発「北の国から」を見ては「ををーーーっ」
先日、グランドピアノを購入されたT代さんの話を書いたとき、
最近遊びにきて下さる次郎さんから、
グランドピアノをモチーフにしたおもしろい短編があるとの情報。
篠田節子さんの「天窓のある家」か「静かな黄昏の国」のどちらかだったと思うとのことだったので、図書館に両方予約し、両方同時に届く。
二冊とも短編集なのであるが、「天窓のある家」か「静かな黄昏の国」どちらか
表題になってる作品だろうと勝手に思い込み、
まずは「天窓のある家」を読んでみる。
ワタクシは、この歳になり、現実的かつ読後感すっきりな本を読みたいと思うようになってきた(たまに天童荒太に手を出したりはするけど・・・)
だから、あまりにオシャレな江國香織さんだとか、
業界話の多い林真理子さんだとか
あまりに自分とキャラが違いすぎる山田詠美さんとか柳美里さんとかからは遠ざかってきた。
若い頃は、それなりにオシャレな恋愛話に憧れを持って読んだりしたものだが、
今となっては「けっ!」ってな感想しか持てない気がして、
それはそれで、少しショックだったりするので、意識して遠ざけてたようでもある。
篠田節子さんというお名前は、直木賞を受賞された際にちらりと聞いたことがあるなあというくらいで
作品は読んだ事なかった。
で、今回読んでみたわけだが・・・
かなり、凹みますよ。
なぜなら、ものすごーーーーく、現実的だから。
この主人公は私か??と思っちゃうほどだから。
ワタクシは、本を読むとき、登場人物の誰か一人になりきって読む(主人公だけではない、脇役の場合もあり)
で、好き嫌いは別にして、「天窓のある家」の隣のアパートに住む女に乗り移る訳だ。
この女は、夫に愛人ができ、すったもんだあって離婚(・・・どこかで聞いたような話だ)
天窓のある家に住む女は、ワタクシとは真逆の女。
彼女もまた夫に浮気をされるのだが、彼女は自分もまた愛人を作り、家庭は壊さずうまくやっていくわという。
アパートの女と、天窓の女は同級生なのだが、
アパートの女は、天窓の女の相談に乗りながら、
ある時は心配し、ある時は嫉妬し、ある時は腹を立て・・・
どんどんエスカレートしていく。
そして、「うわぁ~そういう結末なのぉ???」とアパートの女に乗り移ってたワタクシとしては衝撃の結末を迎える訳だ。
しかし、この物語にそっくりな実話を、ワタクシは友人に聞いた事がある。
怖い!怖すぎるけど、決して夢物語ではないとも思えて、ものすごく気持ち悪い。
・・・っつーか、イッキに読んじゃったけど、グランドピアノの話じゃなかった。
気を取り直して、落ち着いて、1ページ目から読んでみようと
ページをもどってみると
一話目の「友と豆腐とベーゼンドルファー」の一行目に「ピアノ」という文字、
三行目に「グランドピアノ」という文字。
これだった、この話だ絶対!
読みはじめるとねえ~これまた、どこかで聞いたような、
いえ、はっきり言いましょう、我が家での会話を盗み聞かれてたのでは?と思うような話。
何の相談もなく会社を辞めた夫(夫よ、聞こえない振りしてないで、この話読んでみてね!)
自分ちも、カツカツな生活なのに、かつての部下のためにお金を貸したいという夫(夫よ!以下同文)
転職し収入が激減した夫に代わり、ピアノ講師の妻は、
塗装の剥げたピアノで昼間は子供達のレッスン、夜は大人のためのレッスンと
息つく間もなく働き続ける。
そして・・・妻は、部下に貸すためのお金を下ろし、その部下の住む街の高級スーパーに立ち寄る。
高級豆腐450円にため息し、普通の豆腐118円をカゴに入れ、ししゃもをいれ・・・
そこでばったり部下の奥さんに会う。
部下の奥さんは、自分の夫が以前の上司に借金の申込みをしているとは全く知らないようだ。
妻は、部下の奥さんの買い物かごに、先ほど見た450円の高級豆腐が入ってるのを見た瞬間に決意するのだ。
妻は、ずっと憧れていたグランドピアノを現金で買い、その日に配達を頼み、
6畳間のレッスン室に入れる。
おもしろいけど、怖い、怖いけど現実感ありあり。
現実的といえば、その次の話「パラサイト」
これまたすごいよ!・・・って、延々と書き続けてしまいそうなので、このへんでやめておくが、
とにかく、この人の話には、容赦がない。
男の人にはどうなのかわからないが(だから、夫よ!読んでみてね!)
女の人には、特に中年女には評判悪いと思う。
だって、怖すぎるもの!
「最後には苦労した女が微笑む」という、水戸黄門的勧善懲悪な世界が好きなワタクシなんて、
もう、やりきれない気持ちというか、自分の心の汚さ再確認というか、
もうとにかく、気持ち悪いっっ!
でも、気になって気になってしょうがないので、これからまた残りの話を貪り読むことになるのだ。
どうしてくださるの!?次郎さんっっっ!!!
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